私は日本に生まれ日本に育ち、ITの開発関連のことを5年前までは、 日本でずっとやってきました。その後、中国にモノを作ってもらう流れができ始め、 私の関連会社も世に習い中国や韓国でソフトウェア等を作ってもらうことになりました。
モノを作ってもらうときには、当然打ち合わせをします。 仕様などモノを作るのに必要な情報を全て開示して説明するのですが、 全部説明する前に、 「大丈夫、できます」と言われてしまいます。 まだ、何も説明しない時でも「大丈夫、できます」と言われます。 こっちとしてみれば、まだ何も言っていないのなぜ「できます」というのだろうか? と、疑問を持ってしまうことが多々ありました。 日本では、「できます」と言う場合は、よっぽどのことがない限り、できないことは ないのですが。。。。とりあえず、仕様も全て渡してあるから、多少の不安はあるけど、仕事をお願いしました。ところが、途中経過を聞いてみると、遅れているどころか、理解もしていませんでした。その時は、なんていい加減なことを言うのだろうかと憤慨していました。
どの業者と話しても、いつも同じことを繰り返すので、その内作業を一緒にやるようになりました。一緒にやれば、飯も一緒に食えば、酒も飲む。確かに言葉はわからないけど、通訳を通じてでも心が通じてきてやっとわかりました!!
彼らの「できます」は、 1.相手に積極的な態度を見せて、頑張ることができます。 私はあなたの為に頑張ります。 2.できないというのは、努力もしていないのに言うべき言葉ではない。相手をがっかりさせるし、自分 は能力がありませんと言っているのと同じ。 と言う意味で使っていることがわかりました。決して相手をだますつもりもありません。
それ以降は、「仕様通りに何時までに完成させることがコミットできるか?」 と聞き返すことにしました。 面白いことに、「できます」と聞いた後に、「コミットできる?」と質問をすると、「できません」と返ってくることがあります。
同じ言葉でも、マインドが違えば、使い方によっては大きなトラブルになります。 こんなことが、海外と仕事をするのは「難しい」と思わせているのではないでしょうか? 今となっては、当時のこの出来事は笑い話ですが、これからも文化の違いから誤解はでるのでしょうね。でも相手も心がわかった時や自分の心が相手に伝わった時は嬉しいものです。 『by 楽々おやじ』 |